PROFILE
Dr.Chika/小林知佳
医師(老年精神科)・音楽家(作詞・作曲・編曲・鍵盤・歌・DTM)
千葉大学医学部卒業。都内の精神科老人保健施設 施設長。認知症高齢者の診療と音楽療法を行いながら、ビートルズの影響を受けオリジナル楽曲の制作に取り組む。2015KORGキーボードLiverpoolデモンストレーター。
Dr.Chika/Chika Kobayashi(Lyrics,Composition,Arrangement,Keyboard,Vocal)
A psychiatrist working at a facility for the elderly with dementia in Tokyo.Also an artist creating instrumental&pop music.
【楽曲のご使用について】
Youtubeでの人気楽曲「GoodNight」をはじめ、一部の楽曲の著作権管理をJASRACに委託しております。(著作者名:小林知佳)ご使用の用途がございましたらJASRACへお問い合わせの上、ご活用をいただければ幸いです。Copyrights of some of my songs are administrated by JASRAC.
【音楽活動の概要】
5歳頃にピアノを習い始めた。洋楽ロックとクラシックのレコードコレクターだった父の影響で中学時代にビートルズの音楽に魅了され、音楽活動の原点となった。
2007 ビートルズのピアノ弾き語りの活動をきっかけに音楽ユニット「Ramune」を結成。ボーカル・鍵盤を担当し作詞・作曲を始めるようになった。2009キラキラレコードよりインディーズデビュー。
2014 DTMを始め、ソロ・オリジナル楽曲(Pops)の制作開始。
2015 レノン・マッカートニーの楽曲に特化したKORGキーボード Liverpoolのデモンストレーターとして活動(ボーカル・鍵盤)
2018 精神科医Dr.Chikaとして眠りのためのオルゴール・ピアノ曲などBGMの制作を開始。また認知症重症者への個別音楽療法の取り組みを開始。
2024 音楽制作ユニット「Beep Bleep」の作詞とボーカルを担当。15年ぶりにグループでのポップス制作を再開。
●プロフィール詳細
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【人気楽曲】
・GoodNight深い眠りへ(オルゴールver.)Youtubeで250万回再生
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・GoodNight深い眠りへ(ピアノver.)
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・SleepMode(オルゴールver.)
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・フラダンス
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・プカプカ
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【好きな音楽】
Beatlesなど1960年代洋楽,ELOなど
【活動】
(1)オリジナルBGM楽曲の制作
・眠りのためのオルゴール曲/ピアノ曲
・リラックシング・ミュージック
・アップテンポ・インストゥルメンタル
・体操曲
(2)音楽制作ユニット「Beep Bleep」
作詞・ボーカルを担当
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(3)ソロ・ポップス
2015年-2017年制作楽曲(アルバムLemonadeに収録)
2022年-2023年制作楽曲(アルバムTimescapeに収録)
(4)認知症重症者への個別音楽療法(PML:Personalized Music Listening)
認知症専門床に入所される、多くの利用者様に思い出の曲を聴いて頂くとともに、認知症による心理的な症状の緩和への効果判定などの検証をさせていただきました。(2018年-2022年)
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【ご挨拶】
WebSiteを訪れていただきまして、どうもありがとうございます。
私は都内にある認知症専門の老人保健施設へ勤務しております。認知症やその他の精神疾患を患い、ご自宅で生活されることが困難である高齢者の方々への診療を行う傍ら、楽曲制作を中心とした音楽活動を行なっております。
中学生の頃にアメリカの医療ドラマ・ER緊急救命室の放送が日本でも始まったことなどをきっかけに、医者に憧れるようになりました。また同時期に、洋楽が聴きたくなり、高校の英語教師で音楽好きの父に昔の洋楽のレコードからカセットテープを作ってもらったのですが、思いの外気に入って何度も聴いているうちに、ビートルズに強く惹かれるようになりました。
それからはビートルズの虜になり、ピアノの先生にお願いをしてクラシックではなくビートルズの曲を弾かせてもらうようになりました。
中学・高校時代は受験のストレスから勉強の虫になってしまい、ただ勉強をして、勉強の合間にビートルズを聴くといったような、非常に偏った日々を過ごしました。
大学に入ると、抑圧から解放された反動で、アルバイトをして週末に音楽スクールに通ったり、鍵盤のコードを覚えたり、ポピュラーミュージックの作曲の本を読んでみたりと多くの時間を音楽のことに熱中して過ごしました。
2007年からビートルズ好きが集まるライブバーを中心にビートルズの楽曲のピアノ弾き語りカバーの活動を始め、その繋がりで知り合った慶応義塾大学の音楽サークルの人たちとのポップロックのバンド活動を通して作詞作曲を始めるようになりました。スタジオ練習やレコーディング、インディーズレーベルからCDリリースなど音楽制作の基本の流れを経験させていただきました。
いつしか音楽に没頭してしまい、医学部を卒業後、一度違う世界を見て人生を見直そうと、外資系出版社のデアゴスティーニ・ジャパンに入社し、1年ほどアルバイトをしました。
モラトリアムの状態から、自分を取り戻すことができ、勉強を再開して、その後無事に研修医として都内の病院で働くことを始めました。
次第にDTMでの音楽制作に興味を持つようになり、書き溜めていた曲の録音・編集を始めました。音源とプロモーションビデオを制作してYouTubeに公開するなど、ソロでのポピュラーミュージックの制作活動を始めました。
またビートルズのピアノ弾き語りカバー演奏も再開していたところ、2015年に発売されたレノン・マッカートニーの楽曲に特化したKORGのキーボード「Liverpool」のデモンストレーターとしてお声がけをいただき、イベント会場や楽器店等でレノン・マッカートニーの楽曲のボーカル・鍵盤演奏とともに、商品の紹介をさせていただきました。ビートルズが仕事になった、嬉しい経験です。
研修病院の近くにあった、現在の勤務先である精神科の病院は、新しいことに積極的に取り組む気風があり、幸いにも、紆余曲折を受け入れてもらえました。
このような経緯で認知症やその他の精神疾患をもつ高齢者の方が100名近く入所されている老人保健施設で、利用者さんたちの診療や音楽療法を始めました。親しく接してくれる利用者さんたちに、私の方が、救ってもらったように感じました。認知症の方の余生を充実させるために、頑張りたいと思いました。
その後、コロナ対応などの期間も経て、気がつくと認知症老健での毎日も、今年2024年で9年目となりました。
施設の医療は病院とは異なり、必要最低限の設備で、利用者さんの健康の維持や施設生活を支えるための総合的なものです。認知症のご病気から生じる心理的な問題行動や身体的な不調などをケアしながら、医療やリハビリ以外でも日常の時間を共有できることが、一番のやりがいとなっています。
認知症が進行した中でも、それぞれの方の個性が見られ、利用者さんと過ごす時間はとても楽しいです。施設での生活の時間をともにするので、一人一人のことをよく知るようになり、いろんな思い出もできます。
また2024年現在、90代の方が生きた時代からは幼少期の戦争の記憶、80代の方からは若い頃の高度経済成長期のお話を聞けること、70代の方はビートルズのリアルタイムのファン世代(団塊世代)とも重なるなど、1945年の終戦から現在に至る時代の大きな流れに思いを馳せる機会が多いことも、やりがいの1つです。
更に最近では、特に介護分野の人材不足により、海外から日本語を勉強して働きに来てくれている方々と文化を共有できることも、新しいやりがいに加わりました。
また、音楽活動については、学生時代から書き溜めていたモチーフを元に、眠りのためのオルゴール曲などのインストゥルメンタルとポップスのジャンルでの楽曲配信を中心に、今後も制作活動を続けていきたいと思っております。
利用者さんたちに支えられながら、今後も認知症診療と音楽制作に、最善を尽くしていきたいと思います。
今後とも、宜しくお願いいたします。
小林知佳
(2024年10月プロフィール更新)